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ロンジンさんのレジェンドダイバー

ロンジン LONGINES レジェンドダイバー Legend Diver L3.674.4.56.3 
ロンジン レジェンドダイバー
L3.674.4.56.3 




唐突ですが、
そういえば私はロンジンさんについても
まだ一度も触れた事が無かった、

記事数も200を越えて来ているというのに
スイス時計業界のビッグネームの一つである
「ロンジン」
という単語を一度も書いた事が無かったかも知れない
と思うと居ても立ってもいられず、

という事で本題です。


今回貼付けたる画像の時計、
既にその登場から数年が経過しているような、
いや1〜2年だったかな、どうだったかな、
という感じなのではありますが、

ともあれ今回改めて触れてみる機会がありまして
「やはりこれは良いではないですか。」
と思ってしまったのです。

企画としましては近年非常にありがちな、
いわゆるヘリテージだのレジェンドだの
若干大袈裟めなネーミングを伴った
過去のプロダクト達の現代風復刻版のひとつ、

オリジナルよりさり気なく大径化され、
プラスチック風防はさり気なく
無反射コーティングのサファイヤクリスタルに置き換えられ・・・
の路線なのであります。

しかし私が思うにロンジンさん、
結構頑張るところを頑張っていただけているので
「やはりこれは良いではないですか。」
と今回改めて思ってしまったのであります。

まずそのお顔。

ツヤツヤの黒文字盤なのでありますが、
インデックスやロゴがいわゆるライトゴールドを呈しており
一見ブラックミラーに見えるのでありまして
これがビンテージチックだったりするのです。

ロゴやマークはもちろん、
針やインデックスの形状も
それなりに雰囲気があるのですが、
短針の夜光塗料が足りないのではないか。

と思ったらダイバーという割には
文字盤上のインデックスの夜光も
随分と控え目ではないか。

なんて思ってしまったのですが、
私は本当に潜るわけではないので
これで良いのです。

そしてもちろん、サファイヤクリスタルの方が
丈夫で傷つきにくく、
プラスチックよりも優れた素材であるのでしょうが、

ここまで雰囲気のある顔を作ってくれたのであれば
ついでにあえてプラスチック風防を使っていただきたかった。

プラスチック風防を通して見る顔は
どことなく微妙に歪んでおり、
これがまた何ともいえないスパイスとなるのです。

って、そこまで言うならアンティークを買えば良いのですが。

ということでケース。

これがムカシのダイバーの典型の一つである
スーパーコンプレッサーケースの雰囲気を
結構上手に再現しているのです。

しかもポリッシュ仕上げのケースは
ムカシのコンプレッサーケースには無い
上質感も伴っており、
「これはやはり良いではないですか。」
となるのです。

この時計が持つ
2時付近と4時付近に設けられた2つのリューズとインナーベゼルが
コンプレッサーケースの典型的なスタイルのひとつであり、

インターさんのアクアタイマーや
ルクルトさんのコンプレッサーシリーズにも見られるものですが、

この業界に多大な影響力を持ったコンプレッサーケースは
Ervin Piquerez S.A. (EPSA)という
聞き慣れない名前の会社さんのパテントなのだそうです。

ルクルトさんの現行のマスターコンプレッサーというシリーズも、
どう見てもこれが元ネタなはずで、
やはりこれは凄いに違いない、
と勝手な想像を膨らましてみるのです。

ということで思わず外観の話をしてしまいましたが、
実はコンプレッサーケースのキモは
裏蓋内部に仕込まれた金属製のくねくねと曲げられたOリングらしく、
ケースが高い外圧を受ければ受ける程に
より強くケースと裏蓋が噛み合う、

ということのようであります。

どうも感覚的に理解し辛いのですが、
どうやらそのようなことらしく、

水深の浅いところで使用する際に
逆に不具合が起こる事もある、
なんてこともあったようであります。

そしてこのコンプレッサーケース、
上に触れたようなビッグメゾンのみならず、
今となっては知る人の少ないようなメゾンにも
沢山採用されており、

どういう訳か1970年代には
どう見てもピンレバーなはずの時計にまで
採用されている例があるのです。

この時計の裏蓋に描かれた
キュートなダイバーさんの絵は
どちらかと言いますとB級なメゾンさんが
コンプレッサーケースの裏蓋に
薄いエッチングで書いていたものにそっくりで、

ロンジンさんはちゃんとコストをかけて
ダイバーさんのマークを入れてくれていますが、
これは私にとってはたまらない
アトラクティブなポイントだったりします。

更に外装について見ていきますと、
このようなインナーベゼルがついた時計は
その分開口部が広くなってしまうため
立体感が乏しくなりがちではありますが、

ベゼルには段が設けられ、
長めのラグと共に、
この時計にそこそこの立体感を与えています。


なんてやっていたら
随分と長くなってしまっているではないですか。

この続きは是非近日中に。

と、強制終了してしまう私を
どうぞお許し下さい。



ロンジン LONGINES レジェンドダイバー デイト<br />L3.674.4.50.0 LONGINES Legend Diver Date 
ロンジン 
レジェンドダイバー デイト
L3.674.4.50.0




comp1.jpg
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テーマ : 腕時計
ジャンル : ファッション・ブランド

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No title

これは僕は一時期真剣に検討していました。 デザイン的にすごく
ファッション性があり、「これはイケるな!!」と思ったんです・・・。

ただ・・・、単に他にも魅力的な時計があるのでそちらのほうを選んで
しまっただけですが・・・・。

でも、すごくお値段も手頃ですし、そろそろいいかなあ・・・とか思ってます。(^^)

素直に良いデザインですね。
会社の後輩に初めての機械式時計が欲しいからアドバイスしてと言われて、これを紹介しました。もう3年程経つのですが、今でも気に入って愛用してくれています。

ダイバーズにしては少し薄いところが素敵だと思います。

僕が買いかけたのですが、憧れの JLCを買う為にガマンしましたが、その個体をナイスタイミングで相談にきた後輩が買ってくれたので、毎日、見れるので 本当に良かった!

最近のロンジンのモデルには余り興味は無かったのですが、唯一「お、カッコいいなぁ」と思ったのが、レジェンドダイバーでした。

実際に見てみたら、造りもかなり良かったですよ。

近所のお店に、程度の良い中古のレジェンドダイバーが置いてあり、購買意欲が増しています。

気に入ったモデル(あくまでも私見ですが)が、復刻モデルだけっていうのもちょっと寂しいですね。

今現在のモデルでも頑張って魅力的なモデルを出してもらいたいです。

Re: No title

ばけねこさん、

私はどうしてもビンテージ寄りなもので、
最近のヘリテージやレジェンドものが大好きだったりするのです。

ロンジンさんに関しては、
ビンテージとの開きが大きいと言わざるを得ない
メゾンさんの一つのような気がしまして
正直な所あまり気にしていなかったのですが
このダイバーはやはり魅力的です。

確かに発するオーラはオリジナルとは全く違いますが
オリジナルはきっと良いお値段になってしまうことでしょうし、
修理の心配も少なく、かつ比較的お手軽価格ですし、
実際に良く出来ていると思いますし
これはこれで良いのでは、
と多くの方にお薦め出来る1本ですw

Re: タイトルなし

クリーシーさん、

> 会社の後輩に初めての機械式時計が欲しいからアドバイスしてと言われて、これを紹介しました。もう3年程経つのですが、今でも気に入って愛用してくれています。

ナイスなアドバイスと思います!
私も同じような相談を受ければこの時計も候補に入れると思います。

> ダイバーズにしては少し薄いところが素敵だと思います。

今どきの時計は邪魔なら外せば良いですよね、
という考えで作られているようですので、
過剰に大きかったり厚かったりするものが多いです。

この時計のオリジナルが生まれた60年代、
時計は本当に道具でしたから、
今よりずっと研ぎ澄まされていました。

これをケースサイズも含めてレプリカしたこの時計が
そのサイズ感を持っている事に好感を持っています。

ムカシの時計が小さいんでなくて
今の時計が大き過ぎる、
そう心から思います。

またお待ちしてます!

Re: タイトルなし

みつぼんさん、

> 気に入ったモデル(あくまでも私見ですが)が、復刻モデルだけっていうのもちょっと寂しいですね。

是非ロンジンさんやスウォッチグループさんの方達に聞いていただきたい
お言葉です!

私としましては特に今のロンジンさんが嫌いな訳でもありませんし
これを言っても仕方が無い事は分かっているつもりなのですが

どうしても13ZNや30CHや12.68や
スバラシ過ぎる時計を作っていたブランドだけに
本格的に復活して欲しい・・

今そういった復活劇が
しかるべき対費用効果を生むとは考えられていない
という事なのでしょうね、きっと。

> 今現在のモデルでも頑張って魅力的なモデルを出してもらいたいです。

スウォッチグループさんの舵取りひとつ、なんですかね。。
って、外野は好きな事ばかり言っていられますが、
ムカシのロンジンさんのファンって案外多いような気がするのですが。

昔の事は、良くわからないのですがロンジン・IWCは、素晴らしいムーブメントを自社で製造していたようですね。ロンジンは自社の設備等をクォーツが流行りの時代に、ムーブメント・メーカーに売却した事は本で読んだ覚えがあるのですが、IWCはムーブメントを他社のを、なぜ使うようになったのでしょうか?
もちろんクォーツショックが影響しているとは思うのですが、自社開発も出来ない程の体力の無さだったのでしょうか? しかし同じ様にダメージを受けていたと思われるJLCは自社ムーブメントを作り続けています。リシュモングループ内の合理化の為なんでしょうか?

Re: タイトルなし

クリーシー さん、

ありがとうございます。

> 昔の事は、良くわからないのですがロンジン・IWCは、素晴らしいムーブメントを自社で製造していたようですね。

おっしゃる通りと存じますw

> ロンジンは自社の設備等をクォーツが流行りの時代に、ムーブメント・メーカーに売却した事は本で読んだ覚えがあるのですが、IWCはムーブメントを他社のを、なぜ使うようになったのでしょうか?

クロノス日本語版の「アイコニックピースの肖像 インヂュニアの巻」に詳しく書いてあります。
ヒロタハカセのスバラシイ文章で是非一度ご覧になって下さい。
私のへなちょこ文より何倍も感動的ですから・・・

でもここに要約(出来るかどうか分かりませんが)してみますと、

インターさんはとにかく丈夫なムーブメントしか作りたくないメゾンさんで
1968年(?)キャリバー100という自社製薄型自動巻ムーブメントの開発を
耐久性の問題から断念したそうで、
それ以降もCal.854と8541をメインに使用するしかなかったようです。

しかしインヂュニアを少しでも薄くしたかったインターさんは
他社からムーブメントを買う事を決めたそうです。

そこでルクルトさんからムーブメントを買い始めたようですが
その信頼性に懐疑の念を捨てきれず、
より頑丈で信頼性の高い2892を使うようになった、

ということのようです。

もちろんインターさん程のメゾンさん、
ご存知の通り現在も自社製ムーブメントを色々と製造していますが
頑にタフネスに拘る余り、
思い切った薄型化が出来ていないご様子で

これはペラトン式という自動巻機構を搭載したい、
というのがあるのかも知れませんが、

とにかくインターさんは頑なのであり、
そんなインターさんが私にはいとおしく映るのであります。

1980年代のインターさん復興の際に
故ギュンターブリュームライン様は
コストパフォーマンスについて語っていらしたようですが

インターさんが単に安く簡単に仕上げる為に
外部からムーブメントを持って来ているとは思えず、

クルト・クラウスさんがおっしゃる通り、
単にそれだけETAのムーブメントがスバラシイから

だと私は信じておりますw

またお待ちしております!!!

Re: タイトルなし

クリーシーさん、
遅レスにて失礼します。

非常に難しいお話ですね。。。
インターさんとルクルトさんは
故ギュンター・ブリュームライン氏によるテコ入れによって
本来の姿を取り戻した、
と良く言われていますが

インターさんとルクルトさんに関しましては
この辺りのブリュームライン氏の示した方向性が
影響していることに違いは無いと思います。

ブリュームライン氏はグループ内の
多くの人達から愛され、支持されていたようですので
インターさんの技術者の方々にとってこの方向性は
少なくとも受け入れ難いものだった
という事でもなさそうな気がします。

ロンジンさんは1983年に
SMH(現スウォッチグループ)に参画しますが、
スイスメゾンの中でも
いち早くクオーツムーブメントを開発、
成果を上げていた同社にSMHが求めた姿は
かつてのマニュファクチュールとしての姿ではなかった
ということのようです。

以上、多方面からの受け売りでしたw



何故かこんなところに月齢表示。
プロフィール

wakmanndiver

Author:wakmanndiver
大学で物理の学位を所得後、フロムAを片手に何となく入った時計業界。
以来、ジャンルにとらわれずありとあらゆる時計の小売、卸売、オリジナルやOEM等の企画提案、そして扱ってきた時計の商品説明、取説などを必要に迫られて色々と書いているうちに時計の蘊蓄が異様に溜まっている事に気付いて覆面ライターと化し、異業種の企業に時計について語れ、などと呼んでもらったりしていたら、気付けばカードフォルダの中の名刺達はその9割がアパレル関連の方達のものだったりして、自身、時計よりも英国靴の方が好きだったりもする、きっと珍しい時計人。

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